こんにちは。管理人のキノです。
今回は、【#海外文学100冊マラソン】という企画と、その企画で私が読んでいる本をご紹介します。
- おもしろい海外の文学作品が知りたい
- 海外文学に興味はあるけど何を選んだらいいのか分からない
- 日本の作品ばかり読んでいるので、外国の作品にも触れてみたい
そんな人におすすめの記事です。
よろしければ、最後までご覧ください。
#海外文学100冊マラソンとは?

【#海外文学100冊マラソン】は、マヤ@文学淑女さんが始められた企画です。
書店でもフェアが開催されたりと、盛り上がりを見せています。
私の#海外文学100冊マラソン

私は読書をする上で、『興味関心を優先しつつ、満遍なく読む』ということを緩く目指しています。
ですが、興味の赴くままに選ぶと、どうしても日本の作品に偏りがちでした。
そこで『海外文学読了100冊目指してみよう!』と思い、【#海外文学100冊マラソン】に参加することにしました。
2025年2月末から始めた【#海外文学100冊マラソン】
ゴールの100冊にたどり着くにはまだまだ時間がかかりそうですが、ここでは私のマラソン経過報告と称して、読了本の紹介をしていきたいと思います。
1冊目「アンデルセンの童話1『親指姫』」ハンス・クリスチャン アンデルセン

あらすじ
世界中で愛されているアンデルセン童話五一編と、不朽の名作『絵のない絵本』を加えた全四巻の文庫本です。ここには『皇帝の新しい服』『ナイチンゲール』など一八編を収録。
引用元:Amazon.co.jp「アンデルセンの童話1『親指姫』」ハンス・クリスチャン アンデルセン、イブ・スパング オルセン(福音館書店)

幼い頃無邪気に楽しんだ『親指姫』だけど、今の私には突っ込みどころ満載だった。美醜や幸せさえ時代や文化によって違う。大人になった今だから感じるものがたくさんあって、読んでよかった。
2冊目「チェスナットマン」セーアン・スヴァイストロプ


あらすじ
コペンハーゲンで若い母親を狙った凄惨な連続殺人事件が発生。被害者は身体の一部を生きたまま切断され、現場には栗で作った小さな人形“チェスナットマン”が残されていた。人形に付着していた指紋が1年前に誘拐、殺害された少女のものと知った重大犯罪課の刑事トゥリーンとヘスは、服役中の犯人と少女の母親である政治家の周辺を調べ始めるが、捜査が混迷を極めるなか新たな殺人が起き――。
引用元:Amazon.co.jp「チェスナットマン」セーアン・スヴァイストロプ(ハーパーコリンズ・ジャパン)



初北欧ミステリー。 長い!でも予想外の展開でおもしろかった。優れた警察官でもすんなり事件解決とはいかないところがいい。自分を擦り減らしながら立ち向かう様がすごくリアルだった。
3冊目「モモ」ミヒャエル・エンデ


あらすじ
時間どろぼうと、ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子モモのふしぎな物語。エンデの名作。
引用元:Amazon.co.jp「モモ」ミヒャエル・エンデ(岩波書店)



最初はひらがなが多くて苦手だと思ったけど、モモが登場してからは夢中で読んでしまった。時間と人生の豊かさがテーマの作品で、現代人にはグサッと刺さる内容。でも不思議と温かくて、とてもおもしろかった。
4冊目「新訳 サロメ」オスカー・ワイルド


あらすじ
日本初演から110年。私達は「本当のサロメ」に初めて出会う。
引用元:版元ドットコム「新訳 サロメ」オスカー・ワイルド(著), 河合祥一郎 (訳)(KADOKAWA)
――月夜の晩。エロド王に請(こ)われ、妖艶な踊りを披露したサロメ。王に求めた褒美は美しき預言者ヨカナーンの首だった。少女の激情を描き、男性同性愛の記号(モチーフ)を潜めることで、当時の西欧社会の抑圧を挑戦的に描いた本作は、実はワイルドの抵抗(レジスタンス)!? 仏語原文を忠実に読み解き、見過ごされてきた男達の意外な葛藤を示し、真のドラマ性を見事に新訳! ビアズリー画18点掲載。



概要は知っていたけど…サロメ、なかなかとんでもない女だった。狂気をまざまざと感じた。訳者あとがきで新約聖書の内容についても触れられて、正直そこまでよく知らなかったのでありがたかった。読んでいて舞台形式で観た方がおもしろそうだと思って調べたら、6月にMETライブビューイングが上映されるようなので、見に行きたい。
5冊目『マイ・ヒュッゲ・ホーム 「癒やしの空間」のつくり方』マイク・ヴァイキング


あらすじ
北欧デンマークのヒュッゲな暮らしから学ぶ「幸せをデザインする」ヒント。
こころ豊かな時間の過ごし方。心がやすらぎ、大好きな人とつながり、自分らしくいられる住まいとは――?
引用元:版元ドットコム『マイ・ヒュッゲ・ホーム 「癒やしの空間」のつくり方』マイク・ヴァイキング(三笠書房)



ヒュッゲについて学術研究なども交えて説明する説得力のある本だった。 安心できる空間を作るために必要なものが具体的に書かれているので、とても参考になる。目指せヒュッゲ・ホーム!
6冊目「青い城」モンゴメリ
あらすじ
内気で陰気な独身女性・ヴァランシー。心臓の持病で余命1年と診断された日から、後悔しない毎日を送ろうと決意するが……周到な伏線と辛口のユーモアに彩られ、夢見る愛の魔法に包まれた究極のロマンス!
引用元:版元ドットコム「青い城」モンゴメリ(KADOKAWA)



ヴァランシーは常に誰かの顔色を伺い、自分の気持ちを押し隠して生きてきた。でも、ある出来事を経て、自分が生きたいように生き始める。そこからの変わりようがすごい!序盤とのギャップが痛快で、おもしろかった。人はいつでも変われると勇気をもらった。
7冊目『ヒュッゲ 365日「シンプルな幸せ」のつくり方』マイク・ヴァイキング


あらすじ
ヨーロッパから火がついて、世界各国で大ベストセラー!!
「ヒュッゲ」とはデンマーク語で、
「心地よさ」「人とともにいるときに感じるぬくもり」
「不安のない状態」を表すことば。「キャンドルをともして、コーヒーを飲む」
「気のおけない友だちと集まって、部屋で映画をみる」
「シェアできる料理を持ち寄って、おしゃべりする」
「シンプルだけど着心地のよいセーターや靴下をそろえて、温まる」……心ときめく、小さな幸せをつくる方法。
引用元:版元ドットコム『ヒュッゲ 365日「シンプルな幸せ」のつくり方』マイク・ヴァイキング(三笠書房)



どういう時にヒュッゲ=幸せを感じるのかについて書かれた本。日常を生きる上で時短も大事だけど、ゆっくり時間をかけてプロセスを楽しむ生き方って素敵だなと読みながら思った。 ヒュッゲに興味のある人におすすめ。